食品メーカーD社企画開発部

子ども向けに「紙で」知育・食育情報を発信したい!
安心・安全!子どもに最適な絵本作りを実現した「素材」の力

近年、食品・飲料業界では、子ども向けに知育・食育活動を行う企業が見られる。D社でも検討した結果、子ども向け教育ツールとして影響力がある紙媒体を用いて取り組むことが決まった。

課題

子ども向け知育紙媒体を企画中。しかし、知見が乏しく、最適な素材選びに苦慮して・・・

企画開発部では、子ども向け媒体に使用する紙素材についてフィールド調査を行いました。すると、紙素材ならではのいくつかの課題があることがわかりました。

まず、今回の用途では子どもが口に入れてしまっても健康に害のない素材を使う必要があるということ。また、子どもが扱うものなので、紙の強度をしっかり確保することが求められていました。さらに、外出先でも一緒に親子で楽しんでもらうことを想定し、持ち運びが便利なように重量を抑え、コンパクトな大きさに仕上げたほうがいいという意見もありました。

「部内で議論を重ねて目指す方向性が早々にまとまってきたのですが、素材面の課題をクリアできる紙素材がなかなか見つからなくて・・・」(企画開発部・T氏)

普段D社では、包装資材に関して主にプラスチックやフィルム材を扱うメーカーと取引を行っているため、紙素材に関しては知見が乏しく、相談先にも詳しくありませんでした。

D社で初の試みとなる子ども向け紙媒体プロジェクトは暗礁に乗り上げかけ、担当のT氏は途方に暮れてしまいました。

課題のポイント

  • 子ども向け知育紙媒体を企画したが、クリアするべき課題がいくつも見つかった

  • 紙素材に関して知見が乏しく、相談先の当てもなくプロジェクトが暗礁に

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