同業他社製品に食品衛生上の問題発生！対策を検討するも安全性や密封性に問題が・・・
総菜や弁当の美味しさと安全性を長時間持続する、天然抗菌成分の品質保持効果とは

解決

天然ワサビの抗菌成分を使った日持ち向上剤で、長時間持続する高品質な総菜や弁当へ

情報収集を進めていたN氏は、Webの検索結果から日本製紙グループの日本製紙パピリアが提供する「ワサグリーン」の製品情報を見つけます。内容を確認したところ、今回の問題解決につながるかもしれないと直感したN氏はすぐに問い合わせてみました。

「『ワサグリーン』は、天然ワサビに含まれるアリルカラシ油の抗菌性を応用したもので、この成分を活性炭に付与し小袋に封入することで、長時間安定した抗菌成分が持続できるというものでした。また、多少密封性が低い包装内でも成分が拡散して抗菌作用を発揮できるという特長があり、当社の用途にぴったりでした」（N氏）

実は「ワサグリーン」は鶏卵の品質保持にも使用されており、倉庫から屋外への移動時に生じるカビの発生防止にも豊富な実績がありました。

N氏はすぐに「ワサグリーン」のサンプルを取り寄せ、自社の総菜や弁当製品で加速試験を実施してみました。その結果、パックのフタ裏に「ワサグリーン」1個を貼ったものは、何も入れないものより約2倍の期間も菌の繁殖を抑制できることが分かりました。

また試作をしてみたところ、醤油、ワサビ等と一緒にパッキングできるため、大掛かりな製造ラインの変更は必要なく、製造時間もほぼ変わりませんでした。
これらの試験結果をN氏から上層部に報告し、X社では総菜・弁当のすべての製品に「ワサグリーン」を採用することになりました。

その後X社のWebサイトやチラシでもこの食品衛生対策のことを告知することにしました。より安全・安心になった同社の総菜・弁当は以前にも増して好評を得ています。

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