食品メーカーW社商品開発部

タンパク質・アミノ酸特有のにおいや苦味を抑えた粉末プロテインを開発したい・・・
健康志向の高まりに合わせた植物由来の高甘味度甘味料で自然な甘味・風味を実現

解決のポイント

  • SKスイート®シリーズは植物由来の甘味料で、タンパク質やアミノ酸特有のにおいや苦みに対するマスキング性が高い

  • 自然な甘味や思いどおりの風味設計が実現できる

  • 飲料やデザートなど、さまざまな食品類との相性に合わせたバリエーションを用意

解決

におい・苦みに高いマスキング効果を発揮する植物由来の甘味料が、新商品開発を推進

そのような状況の中、商品開発部のメンバーの一人が、情報収集のために訪れた展示会場で日本製紙のステビア甘味料「SKスイート®シリーズ」に出会いました。

「SKスイート®シリーズ」は、酵素作用でステビア抽出物の甘味成分本来の苦み・渋みを抑制した高甘味度甘味料でした。展示会のブースで日本製紙の担当者に話を聞いてみると、タンパク質やアミノ酸特有のにおい、苦みに対しても効果的なマスキングが可能であることがわかりました。

メンバーから報告を受けたA氏も興味を持ったため、早速サンプルを提供してもらい、評価することにしました。「SKスイート®シリーズ」には、酵素処理した「SKスイート」の他、糖鎖調節品3種類(GRA、FZ、Z3)といったバリエーションもありました。
すぐに開発中の商品に「SKスイート®シリーズ」を添加し、評価サンプルを調製してみることにしました。

「早速試してみると、タンパク質やアミノ酸特有のにおいや苦みに対するマスキング性が高く、砂糖や他の人工的な甘味料によるものと比較しても高いマスキング効果を確認できました」(A氏)

上層部への試飲会でも、砂糖より高いマスキング効果と自然な甘味が決定打となり、高評価をもらうことができました。検討の結果、新商品開発に「SKスイートGRA」の採用が決定。結果的に商品開発部のメンバーが思い描いていたとおりの風味設計を実現することができたのです。

タンパク質・アミノ酸高配合以外に「植物由来甘味料」「カロリーコントロール」という2点をコンセプトに追加し、商品開発は順調に進行しています。また「SKスイート®シリーズ」は飲料やデザートなど、さまざまな食品と相性が良いことも分かりました。

W社では今後の商品をシリーズ展開していくにあたり、処方の段階から日本製紙に相談して、使用素材と相性の良い最適な酵素処理ステビアを提案してもらおうと考えています。

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