専門商社G社営業推進部

利用者、提供者の双方が安心して使える紙ストローが、なかなか見つからない・・・
「口当たりの良さ」と「高い耐久性」、「安全性」を備えた脱プラスチックの急先鋒!とっておきの紙ストローを発見!

得意先の飲食チェーン本部から、環境配慮製品について提案を求められたG社。プラスチック製レジ袋有料化の次は、ストロー、カトラリー等の使い捨てプラスチック製品の有料化が検討されるといった話も出ていた。すでに他の飲食店からも同様の問い合わせを受けていたことから、最新で有益な情報収集を行うことにした。

課題

問い合わせが多い紙ストローについて調べてみたところ、課題や心配事が山積みで・・・

営業推進部のT氏は手始めに、問い合わせが多い紙ストローについて、サンプル品の収集や利用者へのヒアリング調査を行い、課題点を洗い出してみることにしました。

T氏はその時の状況を次のように振り返ります。
「複数の情報源をあたったところ、紙ストローには現状いろいろな課題があることが分かりました。例えば、機能面です。その中でも特に耐久性について『飲み物に入れるとすぐにふやけて使えなくなってしまった』などの不満の声が多く聞かれました」
その他にも、口に触れたときの感触について、「口当たりがべたついて気になる」という声も少なくありませんでした。

こういった声は、利用者だけではありません。提供する店側からも、心配する声が多く寄せられました。特に紙ストローの安全性を気にしているようで、口に触れても問題のない素材を使用しているか、製造過程の衛生環境や品質管理体制に問題はないのかといったコメントが目立ちました。

実際にT氏が複数のサンプルを取り寄せたところ、納得のできる品質のストローに出くわすことはできませんでした。加えて、海外製が多く、取扱業者に対し生産管理体制について問合せたものの、明確な回答が得られませんでした。“利用者、提供者の双方が安心して使える紙ストロー”を求めて、情報収集をさらに加速することになりました。

課題のポイント

  • 利用者からは、耐久性などの機能性や使用感について、不満の声が多く寄せられた

  • 提供者からは、口に触れても問題ない素材を使っているのか、生産現場の衛生環境に問題はないかなど、安全性を心配する声が多かった

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