物流サービス業E社配送部門

作業員の安定確保が難しく、自動化したいが柔軟性が失われ効率を下げてしまう・・・
可変自動梱包封緘機で、自動化による効率アップと環境に配慮した物流を実現!

昨今、人手不足が深刻化している物流業界。物流サービスを手掛けるE社は、さまざまな業種・業態の企業から搬送業務の問い合わせに対応するため、新たに物流センターの開設を急いでいた。

課題

作業者の安定確保や作業品質の均一化が難しく、封緘作業の自動化を検討

開設するにあたり、配送部門のリーダーH氏は各工程の仕掛かり状況をチェックすることにしました。その結果、最終工程の封緘作業に時間がかかり、ボトルネックとなっていることを突き止めます。対策として作業員の増加を検討しましたが、この工程には他にもさまざまな問題が隠れていました。その時の状況をH氏はこう語ります。

「作業者の熟練度合いによる作業品質のばらつきがあり、封緘時間が安定せず、作業員を増やしても、かえって作業効率が低下することがわかりました。それに人手不足による作業員の安定確保自体がとても難しい状況でした」

検討を重ねた結果、封緘作業の自動化、機械化を進めることになりました。自動化すれば、作業時間の大幅な短縮や品質の均一化も期待でき、作業員確保の問題も解消され、安定して、効率的な工程の構築ができると考えていました。

早速H氏たちは自動化に向け、いくつかの装置を検討しはじめました。しかし、どの装置も対応できるサイズは1つだけで、もし見直す場合は、その度に装置そのものを改造、もしくは変更する必要がありました。そうした理由から将来的な展開を考えると、導入にはなかなか踏み切れませんでした。
封緘作業と箱のサイズが限定される2つの問題に、H氏は成す術がありませんでした。

課題のポイント

  • 封緘作業がボトルネックとなっていることが判明

  • 作業者の熟練度合いによる品質のばらつきで封緘時間が不安定、作業者の安定確保が難しい

  • 封緘作業の機械化を検討するも、どの装置も対応できる箱サイズは1つだけで、変更には装置の改造等が必要

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