菓子製造業Q社商品開発部

焼き菓子パッケージを風合いのある紙製にしたいが油の染みが心配で・・・
機能もデザインも!新商品のイメージを「紙」で忠実に表現できたわけ

解決のポイント

  • 「耐水耐油紙」で油染みの心配を解消

  • 特殊な成形加工、ナチュラル感ある色、紙の質感・良さを活かしたユニークなデザインを選択できる

解決

「耐水耐油紙」なら紙の質感を生かし、菓子の油染みを防げるパッケージが作製できる

K氏は、新商品のパッケージについて情報収集を進めるなかで、取引のある紙専門商社から「紙のことなら、やっぱり日本製紙に相談してみては」と担当者を紹介してもらいました。後日、今回の課題を事前に聞いていた日本製紙の担当者が、サンプルを持ってK氏の元を訪れました。同社が販売している「耐水耐油紙」を使用した提案でした。

この耐水耐油紙は、表裏層に耐油剤を抄き込み、芯層に耐水機能を持たせた紙素材。プラスチックやフィルム素材は一切使っていません。これなら紙の質感はそのままに、バターなどの染みを心配することなくパッケージを作ることが可能です。焼き菓子を直接乗せるトレイには、板紙の特性を生かした耐油紙が最適とのアドバイスをもらいました。

特殊な成形加工も可能で、デザイン面での要望も実現できる

さらに耐水耐油紙では、従来、紙では難しかった丸く立体的な成形加工も可能で、外箱のデザイン面の希望も実現できることがわかりました。また、包装や箱の色・質感への要望を叶える素材として、素朴な風合いと茶系のナチュラルカラーが特長の「ブラウンシリーズ」も併せて提案してもらいました。またこれらの紙素材は、さまざまな見た目、質感が揃う豊富なバリエーションから選ぶことができるとのことでした。

「一般には制約が多いと言われる紙ですが、機能性とデザインの両面で当社の要望を叶えられる素材が見つかり、安心しました」(K氏)

紙でこの丸み、紙だからこそ「映える」印刷

紙でこの丸み、紙だからこそ「映える」印刷
※容器に見られるタテ・ヨコの線や丸い穴は、シワ・凹凸ではなく、コンクリート壁を忠実に印刷で再現したものです。
アイパックスイケタニ(株)東京営業所
蔵前産業(株)
熱絞容器の特許番号 特許第6204931号

Q社では、日本製紙の耐水耐油紙を新商品のパッケージに採用することを決定。その後は具体的なデザインから製造まで、すべてにおいて日本製紙が親身に相談に乗ってくれました。現在Q社では、個包装用の紙化や、ほかのお土産品の化粧箱、乳製品類の容器などのリニューアルについても、日本製紙に相談しています。

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