消費財メーカーX社商品開発部

環境貢献できる製品づくりに行き詰まり・・・革新的なアイデアが欲しい!
詰め替え用シャンプーがなくなる!?サステナブルな素材である“紙”を使った新・システムとは

解決のポイント

  • 紙パックを使った新しい“差し替え”システム「SPOPS®」なら、持続可能資源である木材を原料とする”紙”を使用していて環境面でのアピールが可能

  • 消費者の手間や衛生面、輸送面でも、パックごと差し替える方式のメリットが多い

解決

サステナブルな素材である紙を使用した紙パック入りの「差し替え」システムで環境イメージを向上

H氏は包装関係の展示会を訪れた際、日本製紙のブースに立ち寄り、同社の「紙でできることは紙で。」という“紙化”のコンセプトに強い関心を持ちました。そこで、X社の現状を伝えたところ、リサイクル可能資源「紙」のエキスパートである日本製紙が、製品開発に関していろいろ相談に乗ってくれることになりました。

NDAを交わしたうえで、紹介されたのが現在企画段階にあるという「SPOPS®」でした。これは、液状商品のいわゆる“詰め替えシステム”に代わる新しいアイデアとしてとても斬新なものでした。フィルム製パウチに入った中身をポンプ付きボトルに詰め替える従来商品とは全く異なり、紙パックに入った新たな商品にパックごと「差し替える」というシステムです。

消費者の使い勝手や物流面などでもメリットが多数ある

「植物由来で親しみやすい”紙”でできていて、しかもその紙も資源持続性に配慮した木材を使用している。環境貢献度が高いのはもちろん、詰め替える手間がない、液残りの無駄がない、衛生的、など毎日使うエンドユーザーにとって、利便性と多くのメリットがあるんですよね。当社でも、詰め替え商品を展開している液状トイレタリー製品を数多く扱っているので使用イメージもわきやすく、非常に高い親和性を感じました」(H氏)

さらに、直方体の形状は輸送時の積載に無駄が出にくく、従来の詰め替え用パッケージと比べて効率のよい物流が可能となるため、結果的にCO2削減に寄与することも分かりました。

H氏は、紙を使用するメリットが満載されたこの「SPOPS®」によって、この“差し替え式”はいつかスタンダードになると確信しました。
X社では引き続き、製品づくりに紙を採用した環境貢献について、日本製紙に相談に乗ってもらうことになっています。

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