バイオマスマテリアル&パッケージング展「ビオコレ」を開催しました
─「木とともに未来を拓く」総合バイオマス企業として木材資源の可能性を追求─
日本製紙株式会社は7月28日から30日まで、グループの総合力を挙げたバイオマスマテリアル&パッケージング展「ビオコレ」を御茶ノ水ソラシティで開催しました。
酷暑や荒天で厳しい気候でしたが、おかげさまで、3日間を通し1200人を超える来場者がありました。
持続可能資源である木材由来のバイオマスマテリアルは、気候変動やプラスチックごみ問題など、地球規模で影響を及ぼす社会課題の解決に寄与する優れた素材です。
当社は、循環型社会構築への寄与と事業成長の両立を目指す「総合バイオマス企業」として、セルロースナノファイバーを始めとするバイオマスマテリアルの開発と市場開拓に積極的に取り組んでいます。
本展示会では、バイオマスマテリアルと、紙化ソリューションの役割を担うパッケージを中心に、当社グループ製品だけでなく特種東海製紙グループをゲストとしてお招きし、幅広く展示しました。
多くのお客さまから「幅広い製品が展示されていて、とても面白かった」と、評価していただけました。
会場出口に設置したアンケートでは、98%のお客さまが「満足」「やや満足」だと回答されました。
バイオマスマテリアルの展示会とあって「セルロースやリグニンの利活用」、コロナ渦という環境を反映してか「抗菌抗ウィルス印刷用紙」に多くのお客さまが「関心がある」と回答されました。
また、持続可能な製品として紙化が注目される今、各種紙容器や高機能段原紙にも関心が集まりました。
本展示会で注目の高かった製品をご紹介します。
日本製紙:セルロースやリグニンの利活用
再生可能な資源である「木」の新たな可能性を創り出すため、パルプの製造工程で生み出されるリグニンに着目し、化学品として利用する手法の開発を進めています。日本製紙:抗ウィルス、抗菌印刷用紙
紙自体に機能を持たせる可能性。そして今だからこそ必要とされる紙製品とは何か。社会から求められる紙を日本製紙の研究開発力でご提案しました。日本製紙パピリア:水溶紙、パルプ成型品
繊維同士の結合が非常に離れやすい「水溶紙」。シートから袋にも棒にもなり様々なシーンで使われていますが、まだまだ可能性は広がります。「フレッシュパール」は消臭機能をもった粒状パルプ。外装を紙にすることで完全紙化消臭剤が可能です。日本東海インダストリアルペーパー:「防水ライナ」
防水・防湿機能のある特殊塗料をコーティングした「防水ライナ」は発泡スチロールの代替えとして脱プラに大きく寄与することが期待されています。
※2021年9月14日NHK「おはよう日本」で紹介されました!日本デキシー:使用済み紙カップ処理機「CPパックン」
飲食店などで出された使用済み「紙製容器・紙カップ」などを、自動的に洗浄・破砕・減容化するコンパクトユニット装置です。処理された紙容器は、リサイクルルートへ出され再利用されます。
これからも進化した日本製紙グループのバイオマスマテリアル製品とパッケージ関連製品を紹介してまいります。来年の「ビオコレ」にご期待ください!
開催概要
日時:2021年7月28日から30日 10時〜16時30分(最終日は15時まで)
場所:千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ 2F sola city Hall
展示会名:日本製紙グループ バイオマスマテリアル&パッケージング展「ビオコレ」
出展社・主な展示内容
出展社 | 主な展示内容 | |
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日本製紙グループ | 日本製紙 | セレンピア®(セルロースナノファイバー)、ミネルパ®、バイオリファイナリー関連、ケミカル関連、バイオコンポジット、抗菌・抗ウイルス紙、紙器原紙、紙器・パッケージング、紙製食品容器、シールドプラス®、ラミナ®、紙パック全般 |
日本東海インダストリアルペーパーサプライ | 高機能段原紙 | |
日本製紙クレシア | 生活関連用品 | |
日本製紙パピリア | 水溶紙、パルプ成形品 | |
日本紙通商 | 紙化シリーズ | |
日本製紙ユニテック | 物流系自動梱包システム、操業監視関連機器 | |
日本デキシー | 紙カップ・紙皿 | |
太田紙販売 | シクラパック、紙化シリーズ | |
ゲスト | 特種東海製紙グループ | キラ系パッケージ製品、機能性パッケージ製品、意匠性パッケージ製品 |